ネイルサロン集客には必須!インスタグラムの使い方まとめ

ネイルサロン集客には必須!Instagram(インスタグラム)の使い方まとめ

 

SNSといえば、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)なども思い浮かびます。

Facebookは実名登録によるリアルなつながりが推奨されており、Twitterは短いテキストを気軽に投稿することでき拡散力が高いことが特徴となっているのに対し、インスタグラムは写真や動画の投稿がメインの「ビジュアル重視」のサービスであるといった違いがあります。

今回は、ネイルサロン集客には必須!インスタグラムの使い方まとめについて書いてまいります。

 

Instagram(インスタグラム)とは?

 

インスタグラムは写真を編集する機能が充実しているため、色調調整や傾きや明るさ、コントラストなどの補正をしたり、多彩なフィルターで写真の雰囲気を変えたり、おしゃれに加工することができるのが特徴です。

その他にも、24時間で写真や動画が自動的に削除される「ストーリーズ」(以下、ストーリーと表示)という、より気軽に日常をシェアすることができる機能もあります。

スマートフォンで撮影した写真や動画を加工しインスタグラムに投稿することで、他のユーザーたちからコメントをもらえたり、「いいね」や「フォロー」が増えたりするため、より注目を集めるために狙って撮影する「インスタ映え」と言う言葉が生まれました。それぐらい人気のサービスです。

また、タレントやモデルといった有名人もインスタグラムを利用している人が多く、投稿されたファッションや風景、食べ物などが反響をよび人気になることもあります。

そのため、インスタグラムで積極的に発信をするユーザーを「インスタグラマー」、フォロワーや閲覧数が多く影響力のあるユーザーを「インフルエンサー」といい、企業や商品の宣伝や広告塔として活用される場合もあります。

 

Instagram(インスタグラム)ユーザー層

 

日本では、インスタグラムユーザーは3,000万人を超えており、そのユーザーの約6割が女性、そして20〜30代の利用率が高いです。そのため、若者のSNSといえばインスタグラムと言っても過言でもないかもしれません。

また、インスタグラムはアクティブ率も高く、拡散性が低いのも特徴です。

タイムラインで多くの情報が流れてくるといいうことがないので、ファッションや飲食店、旅行などの情報をハッシュタグを使って収集する若者も多いようです。

 

ネイルサロンターゲット層

 

ネイルサロンには男性女性問わず、様々な年代の方が通われるかと思いますが、特に多いのは、美容やスキルアップなど自分自身にお金をかけることができ、新しいトレンドにも敏感で消費意欲の高い20〜30代の女性ではないでしょうか。

そのため、若者向けのアプローチとして最適なインスタグラムは、若い女性がメインターゲットのネイルサロンにとって集客に効果的であり、相性がいいと言えます。

 

ネイルデザインでアプローチ

 

インスタグラムは先述のとおり、写真や動画の投稿がメインの「ビジュアル重視」のサービスです。

ネイルサロンはデザインを紹介することが重要であるため、写真でデザインをアピールすることのできるインスタグラムはとても相性がいいのです。

インスタグラムはハッシュタグで検索しても表示されるのは写真であるため、

  • 可愛い、おしゃれ、カラフル(彩度が高い)
  • 普段あまり目にしないような非日常感や意外性

と言った写真は特に目を引き、反響も大きいようです。
デザイン性の高いネイル写真をインスタグラムでアピールし、集客につなげていきましょう。

 

ネイルサロンの集客を成功させるインスタグラムのコツ①ハッシュタグ

 

年々増加傾向にあるネイルサロン。
自分でネイルを行う「セルフネイル」も増える中で集客を狙うには、まずは自らのネイルサロンを知ってもらうことが必要です。

その方法としてまず有効なのがインスタグラムの「ハッシュタグ」。

ハッシュタグはテキスト部分に入力する「#」のこと。#は半角で入力しないと検索に反映されないので注意が必要です。

インスタグラムは、ハッシュタグを30個までつけることが可能です。ハッシュタグとハッシュタグの間には、半角スペースか改行を入れるようにしましょう。

ユーザーはハッシュタグを使って情報収集するため、ハッシュタグを多用することで検索から流入しやすくする必要があります。

 

ハッシュタグで集客

 

ハッシュタグで集客するためには、まず、ネイルサロンを探しているユーザーがどういう風に検索するのかを想像し、具体的なハッシュタグをつけることが肝心です。

「地名+ネイルサロン」「地名+ネイル」「ネイル種類名」「ネイルイメージ」「ネイル色」というように細かく多くつけましょう。

また、オリジナル要素の高い目を引くデザインや季節感のあるデザインなどを投稿する場合、他との差別化のためにアレンジを加えたハッシュタグを入れると、また違った流入を狙うこともできます。

 

独創的ハッシュタグ

 

インスタグラムでは、ハッシュタグを利用して文章を書く方法もあります。

写真の説明文やツッコミをハッシュタグでする「おもしろ系ツイート」は、そのハッシュタグで検索されたり、同じハッシュタグの投稿がされることはほとんどないため、「繋がる」「見つけてもらう」と言う効果は見込めませんが、デザインやブランドをより身近に感じてもらうためには有効な手段かもしれません。

 

ネイルサロンの集客を成功させるインスタグラムのコツ②位置情報

 

インスタグラムのフィード投稿やストーリーには、どこで撮影されたのかといった位置情報を表示できる機能があります。

位置情報をつけて投稿することで、地名で検索したユーザーから閲覧してもらえる可能性が高まります。

また、位置情報は設定にてオンオフの切り替えができ、投稿した後にも変更や削除をすることもできます。

 

位置情報で集客

 

位置情報は、個人で投稿する場合は自分の居場所を知らせることになり、トラブルの原因になりかねないため注意が必要ですが、宣伝や集客、フォロワー数を増やしたいといったことを目的とした場合はメリットがあります。

まず、お店の場所を知らせることに繋がりますし、来店していただいたお客様に位置情報を使った投稿をしていただくことで口コミ効果としても期待が持てるのです。

さらに位置情報を加えた投稿は、スポット検索という流入経路からよりユーザーに見つけてもらいやすくなります。

 

ネイルサロンの集客を成功させるインスタグラムのコツ③動画・ストーリーの活用

 

写真投稿がインスタグラムのメインのように感じますが、動画投稿やストーリー機能も集客に重要です。

 

動画で集客

 

フィード投稿で、最大60秒までの動画の投稿が可能です。
写真と同様に動画にも様々なフィルターをかけたり、明るさ・コントラストなどを調整することができます。

また、投稿できる動画の長さが決められていますので、「トリミング」で動画の長さを調整したり、サムネイル画像を動画の好きな位置に指定したりすることができます。

爪が綺麗に整えられて彩られていく様を紹介した施術動画は、ネイリストとしての腕の見せ所でもあり、ユーザーにとっても見ているだけで楽しいものです。

こういった動画は写真とは違って、立体感や光のあたりかたなどによって変わる色味などをより詳しくアピールできるためとても効果的です。

また、ネイルのデザインだけでなく、ネイルサロンの雰囲気や施術中の様子なども伝えることができます。

 

ストーリーで集客

 

ストーリーは動画の場合は、最大15秒までの投稿が可能です。

通常のフィード投稿とは別枠で投稿できる機能で、投稿は24時間で消えるのでフォロワーのタイムラインにも流れずに表示され、24時間後は自分のプロフィール投稿一覧にも残ることはありません。

ですが、ハイライト機能を使えば、本来なら24時間で消えてしまうストーリーを「ストーリーズハイライト」としてホーム画面に表示し続けて置くことができます。

また、アンケートやライブ配信の機能もあります。

そのためストーリーは、フィード投稿ではできないフォロワーとの蜜なコミュニケーションが可能となるため、よりネイルサロンのファンになってもらい共感を深めるきっかけとして活用しましょう。

 

ネイルサロンのInstagram(インスタグラム)活用事例①

 

前章までは、ネイルサロンの集客にインスタグラムと相性が良いということと、どうやって活用すれば良いのかということを紹介してきました。

ここからは、事例とともに具体的に解説していきましょう。

kobe_and_nail

神戸にお店を構える「And…Nail」。

インスタグラムはオーナー&ネイリストの白川さんが個人で運用していますが、お店の公式として活用しているようです。

施術後のネイルを投稿していますが、エレガントで煌びやかな写真は統一感がありターゲットがはっきりしています。

この投稿をInstagramで見る

 

SPICA(@spica_nail)がシェアした投稿

spica_nail

渋谷にお店を構える「SPICA」。
施術後のネイルだけでなく、定休日や空き状況なども投稿されていてインスタグラム初心者でもわかりやすくなっています。
また、ストーリーズハイライトにネイルサロンのメニュー表を載せているので、価格や施術内容を確認することができます。

どちらのネイルサロンアカウントにも共通なのが、「プロフィール欄に連絡先や公式サイトのリンクを載せており、投稿を見て気になったら予約から来店までの行動がスムーズに行える」ということです。

インスタグラムで施術後の写真やネイルチップを投稿してデザイン例を紹介しいていくのも重要ですが、デザインを見て気になった方が次の行動を起こせるようにプロフィール欄を充実させておくのは重要なことです。

連絡先・住所・営業時間・定休日などのネイルサロンの基本情報はもちろん、予約状況やお得なキャンペーン情報など有益な情報を掲載し、フォローする価値を感じてもらい集客つなげるという工夫も必要です。

 

事例 動画の活用

 

_hidekazu_

中目黒にお店を構える「CoolCute中目黒」。

人気の男性ネイリストであるHIDEKAZさんは、国内外でアートセミナーやネイルイベントの講師としても活躍されている方です。

インスタグラムでは、店名の通りカッコよくかわいいファッション性のあるデザインのネイル画像はもちろん、季節性のあるデザインや個性的でクオリティの高い動画を投稿しています。

動画の埋め込みはWebサイトにできないので、ぜひリンクからみてみてください。

moonlit_miki

表参道にお店を構える「MOONLIT MiKi」。

落ち着いた大人かわいいデザインが定評のネイルサロンですが、最近ではインスタグラムの新機能のReels(リール)を利用したネイル動画も投稿していて注目されています。

リールは15秒の短尺動画で既存の音楽に合わせて踊ったりフィルターを使用したり複数の動画をつなぎ合わせたりできる、TikTokのような機能です。

動画を活用して集客を行う場合、ネイルを様々な角度からデザインを見せたりネイルサロンの様子や接客の風景も紹介することで、実際の施術イメージをしやすくなります。

ここまでネイリストによるインスタグラム活用方を紹介してきましたが、どのネイリストの投稿にも統一感がありました。

統一感は、インスタグラムで集客を行ううえで気をつけなければならないポイントです。
せっかくユーザーに検索してもらっても、表示されたのがまとまりのない写真や加工の粗い写真ではすぐに離脱されてしまいます。もちろん、コンセプトが伝わらない場合も同じです。

また、インスタグラムの投稿写真が素敵であればあるほどお客様の期待度も高まります。ネイリストが複数いるお店でネイリストによって技術差がある場合や、投稿と実際のネイルサロンの雰囲気にギャップを感じさせてしまう場合などがあると、集客後のリピート率や評判にも影響が出てきてしまいます。

ありのままの技術やサロンの雰囲気を紹介していきましょう。

 

ネイルサロンのInstagram(インスタグラム)活用事例②

 

インスタグラムで集客を行う場合、人気の高いインスタグラマーやインフルエンサーに投稿を依頼してネイルサロンのPRを行うという方法もあります。

ここでは依頼のお願いのしやすさから、インスタグラマーを起用する場合で紹介します。

 

人気インスタグラマーを起用する場合の注意点

 

インスタグラマーによる集客は、効果の測定がしやすいことや広告費を抑えることができるというメリットもありますが、ステマ(ステルスマーケティング)と混同されてしまうかもしれないデメリットもあります。

そのため、お願いするインスタグラマーの日頃の投稿傾向やフォロワー層を把握し、ネイルサロンが狙っているターゲットと合致しているかを調べることが大切です。

インスタグラマーとネイルサロンの世界感がうまく調和することで、集客数を伸ばすということにつながるのです。

 

ネイルサロン集客例1

 

NAIL STATION

全国に店舗を展開しているネイルチェーン店の「NAIL STATION」。
人気インスタグラマーによって、ネイルのデザインや施術中の様子・施術内容、感想などが自然な感じで投稿されています。
また、普段からデザインネイルやネイルアートの投稿をしているインスタグラマーなので、ネイルサロンの紹介をしても違和感なくフォロワーに受け入れてもらえています。

ネイルサロン集客例2

Malvina nailroom
麻布十番にお店を構える「Malvina nailroom」。
この投稿では、インスタグラマーとネイリストとの良好な関係がよく表現されていて、楽しく施術を受ける様子がイメージできます。

また、人気インスタグラマーがリピートしているネイルサロンだというアピールにもつながっています。

その他にも、実際にお店で施術をされたお客様にインスタグラムでお店やネイルを紹介してもらうという方法もあります。

インスタグラムを利用しているお客様に、拡散してもらえたら割引しますといったサービスをすることでまた違ったアプローチにつながるかもしれません。

なおその際は、店舗のアカウント名のタグ付けやネイルサロン名をハッシュタグで入れてもらうなどしてインスタグラムに投稿してもらいましょう。

 

ネイルサロン集客には必須!インスタグラムの使い方まとめ

 

ネイルサロンによるインスタグラムの使い方や集客方法を説明してきました。
インスタグラムはネイルサロンをPRする方法として、簡単であり最適でもあるサービスです。

素敵な写真や動画を投稿し、より多くの人に「このネイルサロンに行ってみたい!」「このネイルしてもらいたい!」という気持ちになってもらうことで集客につなげていきましょう。

  • 岩井のり子(Noriko Iwai)
    岩井のり子(Noriko Iwai)

    フリーランスのWebデザイナー。30歳目前に未経験ながらWeb業界へ転職し、デザイン・コーティング・ディレクションなど多岐にわたる業務を経験。独立後はWordPressでのサイト制作も行っています。

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