美容師の独立開業!美容サロンオーナーが伝える準備と仕事内容とは?

美容師の独立開業!美容サロンオーナーが伝える準備と仕事内容とは?

 

美容師になった時に漠然と抱く独立願望や、有名美容師にあこがれて、カリスマという自己プロデュースをしたい人などそれぞれ目指す所は違うと思います。

現在、独立する事に不安になる時代になりつつあります。世の中が不安定な時に安定を選ばない事はないからです。
今回は、現在の状況であっても今後に向けてするべき事は変わらずに開業への行動についてお伝えできればと思います。

 

美容師としての準備が大前提!

 

美容師免許を取得してからがスタートになると思いますので、美容師免許を取得している前提お伝え致します。
もし、美容師に憧れている時から独立願望がある人は、アシスタントの時からお客様に覚えてもらう事です。

まずは、印象を残す事「笑顔」「明るさ」「目配り」を徹底することです。

サロンという狭い空間ではスタッフの行動や言動というのはお客様に伝わりやすいものです。アシスタントの時からサロンという空間で元気な姿を見せる事でお客様からの支持も増え、いざスタイリストになる時に「あの子にやってもらおうかしら」という形でお客様が自然と成長を応援してくれるようになります。

また、目配りですが、お客様の些細な所にいち早く気づくために必要になります。見ている事で得られる情報も多く美容師を始めた時からすぐ行動に移せる一つです。

スタイリストになってから独立願望が出てきた人は、自分が担当するお客様の年代の把握や施術内容の比率の把握が重要になると思います。

自分が担当させていただいているお客様の年代はどの年代が多いか、細かく担当数に対して数字を出す事が良いと思います。
また、施術内容でカラーが多いか、パーマが多いか、トリートメントが多いかなどの比率を出すことによって、今後自分が独立した時にメニューやクーポンの設定時に役に立つことが多いです。

上記の内容は独立開業までに必要に感じない気がしますが、美容師として日々サロンワークに時間を使っていると思いますので、サロンワークしながら自然と種まきをする為には必要な事になります。

 

ネクストステップ!経営者としての準備

 

独立開業までに経営者として知っておくべき事は、『資金調達の仕方、開業にかかる費用、士業とのつがり、開業に向けての地域マーケティングなどがあります。

まず、資金調達の仕方として、「日本政策金融公庫」「信用保証協会」「自己資金」などがあると思います。

「日本政策金融公庫」は国が運営していますので比較的開業に向けて背中をおしてくれますし、金利なども低く借り入れ金額の返済開始時期なども相談のうえ決める事も可能です。

「信用保証協会」は銀行から資金を借りる事には変わりはないのですが、個人名義や法人名義で借りる時に銀行から借りた金額を万が一の時に代わりに保証してくれる所になります。

なので、ただ銀行に相談に行って借りるというよりも万が一の為の安心材料になります。

ただし、「日本政策金融公庫」「信用保証協会」も審査はありますし、創業計画書などの提出をする場合がありますので注意してください。

次に開業にかかる費用ですが、おおまかに賃料、内装費や設備費、広告費、テナントの保険料、士業さんとの顧問料などがあります。
士業さんとは、社労士や税理士など雇用や確定申告などにお手伝いをしてくれる方々になります。
また中小企業診断士やWEBマーケティングなど、サロンを経営していくうえで必要と感じ、お手伝いしてくれる方々もいます。もちろん資金調達時の創業計画書などの作成もしてくれます。

地域マーケティングは、いざ自分が開業する時に、「どのくらいの人が行き来している場所なのか、駅の路線は何本通っているのか、土地単価はいくらなのか、料金設定はいくらが相場なのか、開業したいエリアの美容室の店舗数はどのくらいなのか」などを調べておく必要があると思います。

あとは、自分の自宅からの距離も遠いより近いほうがサロン経営していくうえで重要になっていくと思います。

開業をしてからいきなり軌道にのる保証はないですが、知識と情報を調べておき、対応力を身につけておく事もポイントになっていくかと思います。

 

独立後の仕事内容・ビジネスモデルを決めよう!

 

独立後は雇用形態について考える必要があります。またお客様の年代や時期に応じたプランの組み立て、データ管理、売上と支出についてなどがございます。

開業が決まりつつあると求人にも力を入れていくと思います。事前に声をかけて入社してくれたスタッフさんもいると思いますが、現在は人手不足の時代です。

ただ雇用するのもありますが、パートやフリーランスといった働き方にも目を向けなくてはいけないと思います。
よって選択肢を増やす事でサロン経営を円滑にする事もできます。

次に、2、3ヶ月事の時期に応じたプランや年代にあったメニューを変えて行く必要があります。

実際に該当する月に考えるのではなく、2、3ヶ月前に2、3ヶ月後の事を事前に考えておくという意味です。
例) 4月5月の事を1月2月には考えておく、7月8月の事を4月5月には考えておくという事です。

卒業入学シーズンや梅雨や夏など時期に応じで人気のメニューも変わると思いますし、お客様のデータを取りクーポンなどの提示の仕方も定期的に変えなくてはいけません。

また、売上は毎月変動するものなので材料費や固定費、人件費、雑費などの把握も必要不可欠になります。

 

美容師の独立開業!美容サロンオーナーが伝える準備と仕事内容とは?まとめ

 

独立開業というのは、ビジネス的な観点と自分の接客や技術をより表現する所になります。

自分の事だけを考えてれば良いという場合ではなくなり、ビジネスとしての見方が強くなると思います。
しかし、お客様にはビジネスとして伝わっていけません。

そのために、小さい所から種をまき→大きく広げる準備をして→耕して水をまき→
咲かせるのだと思います。

信頼を作る為には何事も時間がかかるので、固く考えずに頭を柔らかくして開業出来ればと思います。

  • 木村雅史(Masashi Kimura)
    木村雅史(Masashi Kimura)

    株式会社mkyou57 代表取締役CEO 千葉県柏市にて美容室を経営。 離職率低下や顧客のリピーター化の独自メソッドを開発。 店舗内の思いのベクトルを統一することが、成功の鍵!

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