美容室の経営をしていくうえで必要になる事は技術や接客面などの取り組み方法、または働いてくれるスタッフなどが大事になると考えられます。
そして、売り上げを上げるためにマニュアルをつくっておく事も利益が上げられる一つになります。
儲ける為に、美容室という枠の中で何が必要かをお伝えできたらと思います。
儲かる美容室の経営戦略①美容室の戦略とスタッフ戦略
美容室の戦略は会社として全体を把握していなければなりません。
1.現在の環境の把握
2.今後の予測
3.今自分にできる事
4.将来を明確化、などを考えなくてはいけません。
環境の把握というのは、簡単に言うと情報をどれだけ集められるかという事です。現在の美容業界の流行や競合店舗や顧客の動きなど、世の中から発信されている情報をどれだけ得られるかという事です。
次に今後の予測についてですが、集めた情報を元に他の美容室と比べてどのような事をすれば良いのか。また、どのような事が劣っているのかを見つけて会社としての進み方を考えるという事です。
そして、今現在できている事やすぐに取り組める事などを把握していつでも活かせるようにしていきます。
最後に、将来の明確化ですが、将来の姿やビジョンをハッキリ想像できているかという事です。
数字などのデータ管理であったり、意思をもっての行動であったり、結果に結びついている事を明確に想像しなければいけません。
スタッフ戦略は、スタッフ自身がどれだけモチベーションを高く持ち、お客様に対して満足度を上げられるかを会社としてサポートするという事です。
まずはじめに、会社のマニュアル+スタッフそれぞれのマニュアルを作りオリジナルの接客スタイルを作り出します。(個人の特徴や感性を引き出す)
また、スタッフの今後のビジョンを把握して効率良く技術や接客の向上を進めていきます。
そして、成果に見合う報酬は用意して、スタッフの結果に対する意識も高めていけるとなお良いでしょう。
儲かる美容室の経営戦略②集客への取り組み
集客の方法は、まずは広告を利用する事です。新規顧客のアプローチにつながります。
そしてWeb戦略でサロン検索での引っ掛かりをつくります。
あくまで、大手広告サイトを使うのは新規顧客の入り口と宣伝期間として使います。
広告を出し続け、費用が増えると利益は増えにくくなります。
ある程度の新規顧客を獲得したら、広告サイトの広告プランを下げる、もしくは広告の利用をやめてWEBサイトからの予約システムに切り替えていきます。
大手広告サイトの場合、契約などをやめてしまうと顧客データなどがすべてなくなってしまい資産になりません。
しかし、自社のWebサイトや管理ツールをもっていれば全て資産になり、なくなることはございません。
集客は集めるだけではなく、美容室に残し、逃さない事も大事になります。
儲かる美容室の経営戦略③開業へのスキル
儲かる店にするためには、お客様からの信頼をとスタッフからの信頼を勝ち取る事だと思います。
まず、美容師としての経験を活かせる事はもちろん、お客様に安心してもらえる技術を持つことです。半端な技術で開業していたら先は見えているのと同じです。
勉強に終わりはありません。
そして、経営者としての感覚です。ある程度の人は美容師として仕事をしてきたと思いますが、頭の中では「ビジネス」すなわち経営者として居なくてはいけません。
お客様の事を考えるなという事ではなく、美容室全体の把握能力を身に付けなさいという事です。
経営者はスタッフの為に、スタッフはお客様の為にという考えのもとで行動をしなくてはいけません。
(役員や店長などが居る場合は、経営者→役員→店長→スタッフの為にの順)
開業するということは、経営者になる事。それは言わなくても解っていなくてはいけません。
儲かる美容室の経営戦略とは?現役美容室オーナーが徹底解説!まとめ
戦略というには、正解がありそうでないものです。逆に言えば不正解もないという事になります。
自分の経験を活かしたチャレンジそのものが戦略になると思います。
しかし、儲かることなく美容室を閉めてしまう美容師が多いのも現状でもあります。
潰れてしまう理由には経営者が楽観的で、準備が少なかったため、
裏を返せば開業前に準備をしっかり行えば儲かるサロンになり得るということにもなります。
そして、今後「オーナーとして働くべきか」「経営側にまわっていくべきか」など、美容室の売上を高めるには、商品、集客、販売、スタッフ、それぞれの仕組みづくりが重要です。
美容室を成長させて将来的に大きな利益を上げていくためには、技術力と経営力をさらに高めていくことが大切です。
焦らずに美容師としての経験を積みつつ、前に進めば見えてくるモノもあると思いますし、確実に儲かる保証も方法もはありませんから、開業にとって何が良いのかを考え続ける事にはなると思います。
経営戦略には美容師の技術力だけでなく、経営的な目線も必要になります。
サロンとのかかわり方を踏まえて必要な対応を心がけてましょう。