サロンオーナーにはサロンの数字や現場の状況を把握していなければならない義務があります。
またスタッフの事を考えた運営も求められると思います。
美容業を行う中で、美容を通して他力ではなく自力で売上やスタッフのモチベーションを上げる事も必要だと思います。
今回は、美容師をしてきてサロンオーナーに役立つ副業をお伝えして、今後の参考にしていただけたらと思います。
サロンオーナーにはどのような副業が向いているか?
まずキーワードとなるのが、「時間と場所」になります。
サロンオーナーになると考える事が増えて頭の中が忙しくなる方が多いと思います。
しかし、体が動いていない分「時間」も使い方次第になります。
(あくまで現場を離れていて経営をメインで働いているサロンオーナーさんへの考え方)
「場所」も同じです。限られた所をいかに活かして行動するかです。
改めて場所を用意するという事ではございません。
以上をふまえて、下記にてご紹介させていただきます。
大きく分けて3つです。
1. ネイルサロンなどの間貸し
2. 美容コラムなどの執筆活動
3. 独立支援などのコンサルティング
なぜ美容サロンオーナーに向いている副業なのか?
1.ネイルサロンなどの間貸しについて
店舗の大きさなどにはよりますが、美容サロンの場合、空きスペースやあまり使われていない席などが存在する事があります。
空いたスペースがあるのであれば何も生み出さない空間にするより利益が出る空間にする方が効率的です。
例えば、椅子とテーブルだけでも用意する事により施術が可能になりますし、ネイリストさんなどはそれぞれ使いたい機材や道具がありますので、細かな道具は当事者本人に持参していただければ何も問題がありません。
また,普段使われない席が存在する場合は一時的にスペースを確保して仕切りを作る事により施術スペースが生まれます。(おそらく1日のスタッフ数などにより席が空く)
そして何より、サロンオーナーさんが行動しなくてもスペースを利用する事で一定の収益が得られます。
注意点としては、ネイリストさんなどを雇う場合は場所代や光熱費など固定費に対してお得な金額を提示してあげることをオススメ致します。
例:場所代 4万円弱+水道光熱費1万円弱 (ワンルームなどの家賃相場よりは低めに設定)
:月額6万円弱・8万円弱など月額 (月額にする事で使い放題のメリットが出やすい)
お互いにとってのメリットは必ずなくてはいけません。
2.美容コラムなどの執筆活動について
引用:クラウドソーシング。必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、特定の人々に作業を委託するアウトソーシングと対比される。
いきなりクラウドソーシングというビジネスの話を言われても難しいとは思いますが考えとしては、簡単に説明しますと、他社が望むテーマに合わせて美容に関するコラム(ブログ)などを執筆する作業になります。
もちろん文字数や規格などの決まりは存在すると思いますが、サロンでの経験や経営の感覚をお持ちのサロンオーナーだからできる作業にもなります。
もちろん1日で執筆するとかではなく、隙間時間を利用してパソコン1台で作業するかたちになります。
一つのテーマを細かく分解して分かりやすく説明する、という美容師さんが得意とする作業になるかと思います。
例:タイトル「パーマについて」
見出し:1コールドパーマとは
見出し:2デジタルパーマとは
見出し:3エアウェーブとは
見出し:4酸性パーマとは
見出し:まとめ
など分解して書きます。
3. 独立支援などのコンサルティングについて
自店のスタッフや他店のスタッフの中には独立を考えているスタッフも居るかと思い ます。
しかし、開業するまでには知らない事が多い美容師さんがたくさんいると思います。
「融資をどうするか」「各業者はどうするか」「不動産とのつながり」「士業はどう するか」「人材確保」さまざま考えられます。
上記の解らないであろう事をサロンオーナーの経験を活かして伝える事により独立へ のサポートに繋がります。
・契約など一つずつクリアする事での成果報酬
・無事開業してからの成果報酬
・融資が確定してからの成果報酬
さまざまな形で得られる収益だと思います。
もちろん開業後のサポートも期間を定めて支援する事もオススメいたします。
時間の使い方の見直し
現在サロンオーナーをしていて、毎日手が空かない方ってどれぐらいいるでしょうか?
家族との時間や自分の時間や睡眠などを引いても、おそらく手が空く時間はあると思います。
もちろん現場に入りながらサロンオーナー業をしている方と現場を引退されてサロンオーナー業をしている方だと時間の作り方は違うと思います。
しかし、今回紹介している内容は自分のペースを変えずに空いた時間を活用するという事に意味があります。
忙しく時間が作れないのであれば、無理にする作業ではありません。
1日の中で30分作れるのであれば30分使う。ただそれだけの事です。
自分で決めた時間でどこまで進めるか。また、月末などにどこまで完成しているかなどを考える事が理想です。
大変な事もあるかと思いますが何かを得るためには事前に使う時間も大事になります。
美容サロンオーナーにおすすめな副業まとめ
今回の副業に関しては、あくまでサロンオーナーに対するオススメの副業になります。
1人の美容師であれば、フリーランスで他店(美容室)で働く事や夜だけヘアメイクする事、YouTubeの投稿や着付けなど、個人でも行える副業があるかと思います。
しかし、個人の副業の場合は本業のサロンワークに支障がでてくる事が多いので注意が必要です。
そして、キーワードと伝えた「時間と場所」に関しては今から作るのではなく、すでに存在しているモノを上手に利用するという事になります。
今からでも遅くないですし、行動に移しやすいと思います。
さらに、サロンオーナーができる副業を通して、もっと美容に目を向けていただき、改めて物事の捉え方を考えて活かしていただけたらと思います。